臨床コーチング実習研修2014春季

 

臨床現場における人材育成の新技術

 

 

 

会期 2014321(金・祝)23()

 会場 東京大学本郷キャンパス (1日の定数150)

 

主催 国際医療リスクマネージメント学会

     

 

 

 

 

臨床コーチング実習研修ホームページ

 

 

 

プログラム

 

趣旨:  コーチングは、相手の主体的な目標達成を支援するコミュニケーションであり、企業におけるリーダシップ開発や、医療面接などに応用されています。本セミナーは、国際コーチ連盟認定プロフェッショナル認定コーチの資格を有し、これまでコーチング介入に対する科学的検証を数多く行った実績のある講師が担当します。本セミナーでは、コーチングの概要を理解し、基礎的・実践的・応用的なコーチングスキルを学び、コーチングの医療安全における効果の理解と、コーチングの意義に対する各参加者の体感をとおして、コーチングにさらに興味をもち実践できることを目的とします。また、具体的に診療・教育・組織の場面での実践例を紹介し、参加者自身が様々な場面でコーチングを実践できることを目指します。

参加者には受講証明書を発行いたします。

 

 

受講対象者:  国際医療リスクマネージメント学会の学会員、医科医療安全管理者、医療対話推進者、歯科医療安全管理者、リスクマネージャー、医薬品安全管理者、医療機器安全管理者、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、歯科衛生士、臨床工学技士、放射線技師、臨床検査技師、法関係者、医療事務関係者、医療産業界関係者、学生、市民、その他

 

 

 

(1日目)  2014321(金・祝) 午前1030〜午後5

()  東京大学医学部2号館本館1階講堂

()  東京大学工学部2号館213号大講堂

コーチングセミナー基礎編

 

 

 

 

入室開始 午前930

午前12時〜午後1時  昼食

 

 

 

 

1.                                                                                         コーチングとは?

 

  スポーツやビジネスだけでなく、いまや医療や教育に導入されてきているコーチング。

コーチングとは何でしょうか、そして、ティーチングとの違いは何でしょうか?

 

 

2.基礎的なコーチングスキルの習得  

 

@  コーチングの基本スタンス(心構え) 

コーチングの効果の違いを生み出すコーチの心構えとは何でしょうか?

A  ラポール   

コーチングにおいてまず大切なものは何でしょうか?

その大切なものを作り出すためにコーチングではどのようにするのでしょうか?           

B  傾聴のスキル   

傾聴するとはどのようなことでしょうか?

そして、相手の反応に変化をもたらすためにはどのような傾聴の仕方をするといいでしょうか?                                            

C  質問のスキル    

コーチングにおける質問と普段の質問の違いとは何でしょうか?

コーチングでは質問力が大切だと言われています。そのコツは何でしょうか?

D  承認のスキル  

普段どのように承認されていますか?承認の仕方には3種類あり、伝え方にも工夫が必要です。

 

          

3.コーチングの効果―医療安全を中心にこれまでの研究結果から― 

 

  コーチングによってどのような効果があるのでしょうか?

医療におけるそのエビデンスをご紹介します。

 

 

 

(講義)  医療事故の発生に関わる人的要因について

     

 

 

 

午後5時  1日目閉会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2日目)    2014322() 午前10時〜午後4

東京大学医学部医学教育研究棟13階第6、7セミナー室

コーチングセミナー実践編(I)

入室開始 午前930

午前12時〜午後1時  昼食

 

 

 

4.実践的なコーチングスキルの習得      

@  面談コンテクストの設定

A  GROWモデル

B  デモンストレーション、ロールプレイ

コーチングを実践するためには、コーチングをどのように進めるか、コーチには意図と構造が極めて大切です。

デモンストレーションを通して、実際にコーチングセッションを行います。

 

 

5.コーチングの活用事例

  実習協力者の診療・教育・組織の場面でのコーチングの活用例を紹介します。

そして、参加者のみなさんにとってコーチングがどのような深い意義があるか、コーチングセッションを通してその意義を発見します。

 

 

 

午後4時  2日目閉会

 

 

 

 

 

 

(3日目)  2014323() 午前950〜午後4

東京大学医学部医学教育研究棟13階第6、7セミナー室

コーチングセミナー実践編(II)

 

入室開始 午前920

午前12時〜午後1時  昼食

 

 

 

 

6.応用的なコーチングスキルの習得  

@  フィードバックのスキル 

相手のパフォーマンスが向上するためにはどのようにするといいでしょうか?そして、効果的な要素とは何でしょうか?

A  メッセージのスキル   

メッセージはその伝え方によって、相手の反応は変わります。自分の意図を相手に伝えるためにどのような工夫が必要でしょうか?

B  アドバイスのスキル   

自分の体験を相手に伝えるアドバイス。そのアドバイスが相手にとっても効果的となるためにはどのように伝えるといいでしょうか?

C  リフレーミングのスキル 

相手が否定的な発言をしたときにどのように返すといいでしょうか?相手にとって否定的であった意味が変わり、反応と行動が変わるリフレーミングを習得します。

D  メタアウトカムのスキル 

一見、否定的に見える言動にも必ず肯定的な意図があります。相手の肯定的な意図の引き出し方を習得します。

 

 

7.コーチングの意義・有用性

  3日間で習得したすべてのスキルを活用して、参加者のみなさんが明日からコーチングをどのように実践するかをセッションを通してリハーサルします。

 

 

 

 

午後4   全体閉会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(講師)  出江 紳一      

東北大学大学院医工学研究科リハビリテーション医工学分野 教授

        東北大学大学院医学系研究科肢体不自由学分野 教授

                      リハビリテーション科専門医

 

(協力者)田口 智博(三重大学医学部附属病院)、他

 

 

 

 

 

 

 

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