臨床コーチング実習研修2014秋季
多種職での医療安全の新技術
この度、医療安全のための臨床コーチングを目的とする3日間にわたる小グループ実習による社会人教育プログラムを京都大学で開催する運びとなりました。
医療安全の向上のための社会人教育としての安全技術の習得のために、小グルーブによるヒューマンファクターの実習が行われています。このグループ学習では参加者はある特定課題について疑似体験し、それを通じてグループ内部で討論しあい、よりよい解決策の探索方法を習得します。
他方、事故には多発者が存在します。そのような方に対しては、何がしかの適切な教育指導も必要です。また、高度で複雑な医療技術を安全に実施できるようにする際、高度な教育指導も必要です。つまり、医療技術の安全性を体験学習させるには、適切なコーチングの知識と技術を有する人材も医療機関に不可欠です。
以上の理由から、医療安全のための臨床コーチングの知識と方法を開発する必要が認められます。そこで、国際医療リスクマネージメント学会では過去4年間にわたって、日本において医療安全のための臨床コーチングの技術開発を実施してきました。そして、その成果である教育プログラムを2014年春に東京大学にて実施しました。今回は、西日本の方々の便を考慮し、京都大学で開催したします。
なお、臨床コーチングは1対1の対面方式が主流ですが、今回のセミナーではチーム医療での臨床コーチング技術も導入し、多種職での医療安全にも応用いただけます。
本プログラムは医療安全教育以外にも、様々な臨床現場での人材教育にも幅広くご利用いただけます。ここで開発された世界最初の医療安全新技術は、今、欧米諸国の医療安全関係者にも注目されています。
2014年7月
酒井
亮二
国際医療リスクマネージメント学会理事長
日本医療安全学会理事長
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実習担当者
畑埜 義雄 和歌山県立医科大学附属病院元病院長・名誉教授
畑埜クロスマネジメント 代表、日本医療安全学会顧問
出江 紳一 東北大学大学院医工学研究科リハビリテーション医工学分野 教授
東北大学大学院医学系研究科肢体不自由学分野 教授
リハビリテーション科専門医、
国際医療リスクマネージメント学会国際理事
日本医療安全学会理事
松村 由美 京都大学医学部附属病院 医療安全管理室室長
国際医療リスクマネージメント学会国際評議員
日本医療安全学会理事
その他
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