歯科医療安全教育セミナー2013
― 歯科医療安全の基本と実際 −
国際医療リスクマネージメント学会が主催する歯科医療安全教育セミナーも本年で7年目の開催となります。本セミナーには毎年にわたって、全国から多数の参加者の方々がお集まりになられました。2013年度の歯科医療安全教育セミナーは「歯科医療安全の基本と実際」をメインテーマとして10月26(土)、27日(日)と2日間にわたり開催されます。
歯科医療安全の基本はインシデント対策、院内感染対策、医療機器安全管理、医薬品・歯科材料安全管理などからなります。そこで今回のセミナーでは1日目はインシデント防止、院内感染対策、医療機器管理、放射線防護策など歯科の安全管理の基本的事項について学びます。一方、歯科医師は歯科診療時に生じる偶発症に対して適切な緊急対応を求められています。講演では薬物アレルギー、歯科材料アレルギ―の対処についても取り上げました。
ところで安全・安心な歯科医療には良好なコミュ二ケーションの確立が欠かせません。コミュ二ケーションエラーに起因するインシデントは数多く発生することはよく知られています。今回は初めての試みとして医療コミュ二ケーションの講演を企画いたしました。
2日目にはシンポジューム「インプラント診療の安全をどう確保するか」を企画いたしました。インプラント診療の安全確保は診療者および患者双方にとって最優先の課題です。安全優先のインプラント診療、インプラント事故の現状と対策、インプラント事故訴訟への対応について3人の講門家の方々による講演並びに討論を予定しています。
今回の企画は具体的な歯科医療安全対策を提起してくれるものと確信しております。奮ってご参加ください。
2013年7月
国際医療リスクマネージメント学会顧問
東京医科歯科大学名誉教授
海野 雅浩
国際医療リスクマネージメント学会 / 日本医療安全学会
理事長 酒井 亮二
主催者一同
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