歯科医療安全教育セミナー2014 (第8回)
―安全・安心の歯科医療を目指して −
国際医療リスクマネージメント学会が主催する歯科医療安全教育セミナーも今年で8回目を迎えます。お蔭様で毎年多くの参加者が集い、好評を博してまいりました。今年は11月2日(日)、3日(月)と2日間にわたり「安全・安心の歯科医療を目指して」と題してセミナーを企画しました。今回は5つの講演を予定しており、歯科医療安全の基本と今後の課題について学びます。
第1日目は「歯科における感染対策と今後の課題」、「歯科診療における救急対応の基本―AEDとBLS−」、「歯科医療における連携スキルとコミュニケーション」を講演テーマとしてとりあげました。歯科診療器具の感染対策についてマスコミ報道がありましたが、診療器具の感染対策と今後の課題についても学んでいただきます。現在歯科診療所の多くにAEDが設置されていますが、もう一度その基本と操作、適応症そしてBLSについて学びます。歯科医療におけるインシデントの原因として連携スキルの未熟、コミュニケーション不足が挙げられます。病診連携、職種間連携のスキルとコミュニケーションのコツについての講義を予定しています。
第2日目には「歯科医療安全のためのシステム作り」と「歯科診療関連死と医療事故調査制度」の講演を予定しています。歯科医療安全にはインシデント防止のための安全対策システムの構築が不可欠です。そのシステム作りを学びます。2015年からは診療死に関連した医療事故調査制度の運用が始まります。歯科診療関連死も医療事故調査制度の対象となります。その概要について講演があります。
歯科医療安全の向上に役立つ企画と確信しております。奮ってご参加ください。
2014年7月
国際医療リスクマネージメント学会顧問
東京医科歯科大学名誉教授
海野 雅浩
主催者一同
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