医薬品安全管理研修会2013
(日本語社会人教育プログラム)
医薬品事故の危機対応
2007年度から厚生労働省では全国の医療機関と調剤薬局において、医薬品安全管理の更なる向上を目指し、医薬品安全管理者制度や医薬品安全管理研修など様々な新らたな対策を導入しました。これに伴い、学会としては全国の病院と薬局にとって参考となる資料を提供する機会の必要性を認め、「医療技術安全教育セミナー」の中に「医薬品安全管理研修会」を設置し、沖縄から北海道に至る多数の参加者により満席となりました。
厚生労働省による年2回開催が指定される研修会に対して、学会では2連続日での開催に対応し、遠方からの参加者の便を図ります。
今年度の主テーマは医薬品事故の危機対応としました。医薬品医療機器安全機構における医薬品のリスク情報の最新の総括、診療報酬改定に伴う新たな課題である「特定薬剤管理・新規薬剤の適正使用」として、分子標的薬と抗うつ薬を専門分野の臨床医の先生からが講義されます。また、薬剤業務でのコミュニケーション・ミスの実態、医薬品事故時に必要となる法的対応の基本、医薬品事故の原因分析と安全対策の当て方の基本を学習します。
以上、医薬品業務に関する最新動向を反映する全く新しい本プログラムは、医薬品事故の危機対応の向上に大いに資するものです。
医薬品は世界的に日進月歩の競争の激しい重大な医療分野であり、医薬品の安全は世界的な関心事です。
2012年8月
主催者一同
酒井 亮二 国際予防医学リスクマネージメント連盟会長・理事長
清野 敏一 帝京平成大学薬学部教授、前東大病院副剤部長
橋田 亨 神戸市立医療センター中央病院院長補佐、前京大病院薬剤部
その他
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