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国際医療リスクマネージメント学会

世界健康リスクマネージメントセンター


 



安全技術国内講習会   主催者の挨拶

 

医薬品安全管理研修会2017 (12)

            (日本語社会人教育プログラム)

 

 

--医薬品事故防止のための病院内での運用面、システム面での取り組み--

 

 

 2007年度から厚生労働省では全国の医療機関と調剤薬局において、医薬品安全管理の更なる向上を目指し、医薬品安全管理者制度や医薬品安全管理研修など様々な新らたな対策を導入しました。これに伴い、学会としては全国の病院と薬局にとって参考となる資料を提供する機会の必要性を認め、「医療技術安全教育セミナー」の中に「医薬品安全管理研修会」を設置し、沖縄から北海道に至る多数の参加者により満席となりました。

厚生労働省による年2回開催が指定される研修会に対して、学会では2連続日での開催に対応し、遠方からの参加者の便を図ります。

  今年度の主テーマは医薬品事故防止のための病院内での運用面、システム面での取り組みとしました。初日には事故の多い睡眠薬の適正使用についての病院内での取り組み、近年着目されている地域包括ケアにおける多職種間でのコミュニケーションの取り方についての講義があります。また、調剤事故の要因となっている薬剤の外観類似のシステムの構築と評価についての講義があります。そして、今話題の新薬であるニボルマブと緩和ケア領域での期待の新薬について、各々専門分野の臨床医の先生からの講義が行われます。

 2日目はPMDAで推進している医薬品リスク管理計画(RMP)の臨床現場での効果的な活用について、各施設で安全管理に苦慮していると思われるカリウムの注射薬の安全管理について講義されます。また、ビックデータの医療安全への活用について、統計手法を利用して専門の先生からわかりやすく講義が行われます。

 以上、本年度も過去にない全く斬新なプログラムをお届けし、医薬品事故の予防の向上に資するものです。

 医薬品は世界的に日進月歩の競争の激しい重大な医療分野であり、医薬品の安全は世界的な関心事です。

 

 

20179

 

主催者一同

酒井 亮二 国際予防医学リスクマネージメント連盟会長・理事長

清野 敏一 帝京平成大学薬学部教授、日本医療安全学会理事

 その他

 

 

 

 

 

 

 

 



 









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