医薬品安全管理研修会2021年 (15年目)
(日本語社会人教育プログラム)
医薬品リスクマネージメントと副作用モニターのポイント
2007年度から厚生労働省では全国の医療機関と調剤薬局において、医薬品安全管理の更なる向上を目指し、医薬品安全管理者制度や医薬品安全管理研修など様々な新らたな対策を導入しました。これに伴い、学会としては全国の病院と薬局にとって参考となる資料を提供する機会の必要性を認め、「医療技術安全教育セミナー」の中に「医薬品安全管理研修会」を設置し、沖縄から北海道に至る多数の参加者により満席となりました。
厚生労働省による年2回開催が指定される研修会に対して、学会では2連続日での開催に対応し、遠方からの参加者の便を図ります。
さて近年、厚労省では医薬品安全管理者の業務として、従来のヒューマンファクターによる事故防止対策のみではなく、医薬品の副作用監視・防止対策を新たに追加しました。そこで、今年度の主テーマとして、医薬品の副作用に関する最新の話題を取り上げることにしました。
そのために、今回日本医療安全学会の医薬品部門の佐藤光利理事を中心にプログラムの開発をお願いしました。その結果「医薬品リスクマネージメントと副作用モニターのポイント」を大テーマするプログラムをお届けします。
その内容では、厚労省の提唱する医薬品リスク管理計画(RMP)に関する様々な視点からの総合講義、最近注目すべき医薬品副作用に関する講義、そして医薬品副作用に関する現場での最新の調査分析方法について取り上げていただけます。
以上、本年度は過去にないプログラムをお届けでき、これらは医薬品副作用事故に対する予防策の向上に資するものです。
医薬品は世界的に日進月歩の競争の激しい重大な医療分野であり、医薬品の安全は世界的な関心事です。
2020年9月
主催者一同
酒井 亮二 国際医療リスクマネージメント学会会長・理事長
佐藤 光利 明治薬科大学薬学教育研究センター医薬品安全性学研究室教授、日本医療安全学会理事
生島五郎 松戸市立総合医療センター薬局長、日本医療安全学会代議員
その他
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