医療事故調査教育セミナー2016
(専従医療安全管理者、専任医療安全管理者、 歯科医療安全管理者、医療機器安全管理者、医薬品安全管理者向け)
院内における医療事故調査方法の基本的方法
会期: 2016年9月3日(土)〜4日(日) 会場: 東京大学法文1号館2階25番講堂 (定数700人) 主催: 国際医療リスクマネージメント学会
後援: 日本医療安全学会
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プログラム
趣旨: 厚労省では全国の医療施設に対して医療事故調査の発生時に院内における医療事故の原因調査を義務化しました。
本教育セミナーは、医療機関で安全管理業務を担当される方を対象に、院内事故調査に必要となる基本的方法を講義します。本セミナーはコース制で、2日間参加申し込みのみを受け付けます。
また、本セミナーは学会認定「高度医療安全管理者」資格制度の必須科目でもあります。
参加者には受講証明書を発行いたします。
受講対象者: 国際医療リスクマネージメント学会の学会員、日本医療安全学会の学会員、医療従事者、専従医療安全管理者、専任医療安全管理者、医療リスクマネージャー、歯科医療安全管理者、医療機器安全管理者、医薬品安全管理者、その他の医療福祉関係者。医療での職種は問いません。
試験は実施されません。
2016年9月3日(日)午前10時〜午後5時
東京大学法文1号館25番講堂
受付開始 9:00
10:00 開会 (仮)
10:00〜12:00
院内医療事故調査制度の改定にあたり
日本医療安全調査機構の運営方針 (仮) 木村 壮介 (日本医療安全調査機構専務理事、中央事務局長)
その他 (予定)
11:00〜12:00 昼食
13:00〜14:50 院内でのインシデント・アクシデントの調査方法とまとめ方
小松原 明哲 (早稲田大学理工学院 教授)
(概要) 医療事故での死亡事例とその他の事例を含めて、院内では様々な医療事故が多発している。
その収集と報告は院内の安全性を改善するための良い材料である。
ここでは、その収集方法、報告方法並びにその活用方法に関する標準的な考えを紹介し、それらのポイントを整理する。
15:00〜17:00 院内でのリスクアセスメント(リスク分析と評価)の方法
村山 武彦 (東京工業大学環境・社会理工学院 融合理工学系 教授)
(概要) 組織内部には死亡事故を含めて様々なリスクが存在する。
リスクを分析し評価するリスク学の原理と方法を講義する。
労働安全衛生法第28条の2に定められた「リスクアセスメント」への取り組みは平成18年に施行され、
職場での実施が義務付けられているところです。
2016年9月4日(日)午前9時〜午後3時30分
受付開始 8:30
9:00〜10:20 医療事故の根本原因分析の方法 --ヒューマンファクター(人間工学)の立場から
清野 敏一 (帝京平成大学薬学部 教授、東大病院前薬剤部副部長)
(概要) 死亡事故を含む様々な医療事故の根本原因の探索する人間工学の代表的な方法を紹介する。
講師は東大病院において長年にわたり医療事故の根本原因調査に従事してきました
10:30〜12:00
院内における医療事故調査システムの作り方
1) 院内調査委員会の作り方 …患者・家族とのコンタクトのあり方を含む
2) 外部委員会の作り方
川崎 志保理 (順天堂大学病院心臓外科准教授、東京都医師会「よろず相談窓口」)
(概要) 講師は医療事故調査制度の支援団体の1つである東京都医師会において「よろず相談窓口」を開設しました。
そこでの活動經驗を踏まえ、院内事故調査システムの作る際に必要となるポイントを説明します。
12:00〜13:30 昼食
13:30〜14:20 院内医療事故調査における解剖による死因究明の進め方
内藤 善哉 (日本医科大学医学部統御機構診断病理学 教授) …日本病理学会推薦講師
(概要) 死亡例における医療事故の有無は、ご遺体解剖によって初めて明らにされる。
解剖への依頼方法と解剖の進め方が紹介されます。
14:30〜15:30 院内医療事故調査に対する被害者遺族からの要望
勝村 久司 (患者の立場で医療安全を考える連絡協議会世話人)
15:30 全コースの終了
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