医療事故調査教育セミナー2017
(日本語社会人教育プログラム)
医療事故のスマートな調査方法
、事故発生を予防し、より安全な、より信頼できるシステムへ変革するには、医療事故調査によって医療システム内部にある事故原因を探索することが不可欠です。
医療事故事例を死亡事例と死亡には至らない事例に分けられます。死亡を対象とする院内医療事故調査制度が厚生労働省によって全国のすべての医療機関に義務化されました。
他方、医療機関では死亡以外の膨大な有害事象も発生しています。ある病院のインシデントレポートの数は一日あたり数千件を超えるとの報告が存在します。
死亡事故にせよ非死亡事故にせよ、事故の原因を探すためには、臨床医学以外に、解剖学、ヒューマンファクター学、リスク学といった専門知識が必要です。
以上から、本教育セミナーでは、院内医療事故調査制度ならびに死亡に至らない医療事故事例に対する事故調査をスマートに実施する方法を紹介いただきます。
スマートな調査方法が全国に普及することにより、より良い、より安全な、より信頼できる医療が提供できます。
2017年4月
酒井 亮二 国際医療リスクマネージメント学会(IARMM)会長・理事長
主催者一同
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