医療事故調査教育セミナー2017
(統括医療安全管理者、専従医療安全管理者、専任医療安全管理者、 歯科医療安全管理者、医療機器安全管理者、医薬品安全管理者向け) 医療事故調査のスマートな進め方
会期: 2017年8月5日(土)〜6日(日) 会場: 東京大学医学部1号館3階大講堂 主催: 国際医療リスクマネージメント学会
後援: 日本医療安全学会
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プログラム (最終版)
趣旨: 厚労省では全国の医療施設に対して医療事故調査の発生時に院内における医療事故の原因調査を義務化しました。
本教育セミナーは、医療機関で安全管理業務を担当される方を対象に、院内事故調査に必要となる基本的方法を講義します。本セミナーはコース制で、2日間参加申し込みのみを受け付けます。
また、本セミナーは学会認定「高度医療安全管理者」資格制度の必須科目でもあります。
参加者には受講証明書を発行いたします。
受講対象者: 国際医療リスクマネージメント学会の学会員、日本医療安全学会の学会員、医療従事者、統括医療安全管理者、専従医療安全管理者、専任医療安全管理者、医療リスクマネージャー、歯科医療安全管理者、医療機器安全管理者、医薬品安全管理者、その他の医療福祉関係者。医療での職種は問いません。
試験は実施されません。
2017年8月5日(土)午前10時〜午後4時
東京大学医学部1号館3階大番講堂
受付開始 9:00
10:00 開会
10:00-12:00 事故調査方法の概要
酒井 亮二 (国際医療リスクマネージメント学会理事長、日本医療安全学会理事長)
医療事故には死亡事故と大量の非死亡事故が存在します。
今回、すべての医療事故に対する調査において必要となる、ヒューマンファクター学、リスク学、ビックデータ分析などの関連専門分野を概説します。
12:00〜13:00 昼食
13:00-16:00 院内医療事故調査制度での事故調査の進め方 --- 医療安全管理者・医師の立場から
松村 由美 (京都大学付属病院医療安全管理室 教授、日本医療安全学会理事)
(概要) 2015年10月に厚労省によって開始された本制度は、死亡事故の事例から事故予防策を提言することを目的とします。
演者は京大病院での経験をもとに本テーマに関する著書を最近刊行しました。
院内での死亡事故の調査の進め方を医療安全管理者・医師の立場から解説していただきます。
16:00 第1日目終了
2017年8月6日(日)午前9時〜午後4時
東京大学医学部1号館3階大番講堂
受付開始 8:30
9:00〜10:20 医療事故の根本原因分析の方法 --ヒューマンファクター(人間工学)の立場から
新村 美佐香 (菊名記念病院医療安全管理者、日本医療安全学会代議員)
(概要) 死亡事故を含むすべての医療事故の根本原因の探索する人間工学の代表的な方法を紹介する。
演者は事故根本原因分析方法を国際医療リスクマネージメント学会の教育セミナーにおいて長年にわたって講師・実習指導者を務めてきました。
10:20〜10:30 休憩
10:30〜12:00 院内医療事故調査制度の現状と問題点 --- 弁護士の立場から
木下 正一郎 (弁護士、日本医療安全学会代議員)
(概要) 本制度は発足間もないため、制度としてさらに充実すべき課題がいくつかあり、今回は弁護士の立場からみた問題点・注意点を解説していただきます。
12:00〜13:00 昼食
13:00〜16:00
院内医療事故調査の進め方 --- 弁護士の立場から
井上 清成 (弁護士、日本医療安全学会代議員)
(概要) 講師は院内医療事故のあり方に関するいくつかの著書を弁護士の立場から刊行しています。
今回、講演と共に、課題を設定した演習(ロールプレイ)を行っていただきます。
16:00 全コースの終了
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