医療技術安全セミナー2012 医療機器安全管理研修会2012 ― 医療機器安全の現状と課題 − 会期 2012年10月27日(土)〜10月28(日)午前 会場 東京大学法文2号館31番教室 (定数600人) 主催 国際予防医学リスクマネージメント連盟 |
プログラム
趣旨:
第5次医療法改正(平成19年4月施行)、医療法施行規則および通知「医療機器に係る安全管理のための体制確保に係る運用上の留意について」(平成19年3月30日)により、全国の医療機関における医療機器に係る安全管理のための体制確保が明記されました。それらにより、全国の医療機関は医療機器安全管理責任者を配置すること、この責任者は病院等において年2回程度の定期研修会を主催すること、更に、医療機器を取り扱う従事者に対して病院等以外の場所での医療機器の安全使用に関する研修の受講など行わせることが義務化されました。
本セミナーは、全国の医療機関における医療機器安全管理責任者を含む医療機器取扱い従事者を対象として、特定機能病院で必須とされる医療機器の安全管理対策を含み、かつ、日本を代表する講師による各界の話題を提供するものです。医療機関における医療機器の安全管理のための基本となる参考資料得を提供し、これを基に各医療機関での医療機器安全管理等の向上に資することを目的とします。参加者には2回分の受講証明書を発行いたします。
受講対象者: 学会員、下記の職種の方、その他
医療機器安全管理者とは(厚労省通知): 医療機器に関する経験と知識の有る常勤職員で、医師、歯科医師、薬剤師、助産師、看護師、歯科衛生技師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士の資格を有する者。病院管理者との兼業はできないが、医薬品安全管理者などの役職との兼業は可。
受付開始 午前9時
(第1回目) 2012年10月27日(土) 午前10時〜午後5時
東京大学法文2号館31番教室
『医療機器安全の課題』
午前10時 開会
午前10時〜午前10時50分 医療機器安全の最近情報のまとめ
青木 郁香 医薬品医療機器総合機構 安全第一部医療機器安全課主任専門員
午前10時50分〜午前11時 小休憩
午前11時〜午前11時50分 医療機器のミス予防とミス時での危機対応のあり方 –-- 手術室・麻酔科を中心として ---
釘宮 豊城 厚生年金事業振興団湯河原厚生年金病院院長・厚生省医薬食品局医療機器安全対策部会委員・
順天堂大学元教授(麻酔科)・東大医学部卒
午前11時50分〜午後1時 昼食
午後1時〜午後1時50分 医療機器ミスの調査方法
宮本 智行 東京医科歯科大学歯学部医療安全管理室副室長
午後1時50分〜午後2時 小休憩
午後2時〜午後3時50分 (シンポジウム) 医療機器安全管理の業務の現状と課題 (医療機器安全管理者の立場から)
-- 管理指針の策定や体制の構築、保守点検計画の作成方法と実施の進め方、職員研修の進め方などを中心として --
東京女子医科大学 医療機器安全管理者 酒井 基広
菊名記念病院 医療機器安全管理者 武井
朋己
永寿総合病院 医療機器安全管理者 内藤 美緒
総合討論 30分
午後3時50分〜午後4時 小休憩
午後4時〜午後4時50分
医療ミス予防と事故対応のための放射線診療業務のあり方
熊谷 孝三 広島国際大学保健医療学部教授 (放射線治療技術科学/リスクマネジメント)
(概要) 診療用高エネルギー放射線発生装置(直線加速器等)、診療用放射線照射装置(ガンマナイフ等)などの放射線診療での事故予防と機器安全管理の在り方を講義する。
講師は近著「医療安全学・医療事故予防のためと適切な放射線診療業務のために」の著者です。
午後5時 第1日目閉会
(第2回目) 2012年10月28日(日) 午前9時〜午前12時
東京大学法文2号館31番教室
『医療機器安全の技術』
午前8時30分 入場開始
午前9時〜午前9時50分 KitFit医療機器 保守点検・修理テンプレート
都築電気株式会社
午前9時50分〜午前10時 小休憩
午前10時50分〜午前10時50分 各種医療機器の安全対策の技術について
-- 医療機器安全管理責任者の業務を中心として --
白井 康之 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院臨床工学部副部長
(概要) 閉鎖式保育器、人工呼吸器、人工心肺装置及び補助循環装置、血液浄化装置ならびに除細動装置自動体外式除細動器(AEDを除く)を含む各種の医療機器の安全管理について講義する。
午前10時50分〜午前11時 小休憩
午前11時〜午前11時50分 医療機器ミス予防のための人間工学の基本的考え方
橋本 重厚 福島県立医科大学附属病院 医療安全管理部部長
午前12時 全体閉会
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