医療技術安全教育セミナー2013
医療機器事故のリスク管理と危機管理
厚生労働省により、2007年度から特定機能病院での医療機器安全教育に関する院内講習会の自主開催が義務化されました。これに伴い、学会としては全国の病院にとって参考となる資料を提供する機会の必要性を認め、「医療技術安全教育セミナー」を2007年9月に開催し、沖縄から北海道にわたる数百名の参加者により連日満席となりました。
毎年2回開催という政府の指定に準じて、2連続日方式にて開催されます。取り上げる課題は、医療機器での事故予防のために必要となるリスク管理、そして医療機器事故時の危機対応で、日本政府の活動を交えて毎年更新される最新の知識を紹介いたします。
特に本年度でのプログラムでは、心臓外科医、放射線治療医ならびに歯科麻酔医といった臨床医学の各分野から、医療機器安全に対する臨床現場の実例が紹介されます。また、医療機器の事故に関する法的問題の基本的考え方を医療安全の専門弁護士の方によって紹介されます。
様々な分野における日本を代表する方々による講義は、皆様の職場の安全向上に大いに役立つものです。
2013年7月
酒井 亮二 国際医療リスクマネージメント学会理事長
日本医療安全学会理事長
主催者一同
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