医療技術安全セミナー2013 医療機器安全管理研修会2013 ― 医療機器事故のリスク管理と危機管理 − 会期 2013年10月13日(日)〜10月14日(月・祝)午前 会場 東京大学法文2号館31番教室 (定数600人) 主催 国際予防医学リスクマネージメント連盟 |
趣旨:
第5次医療法改正(平成19年4月施行)、医療法施行規則および通知「医療機器に係る安全管理のための体制確保に係る運用上の留意について」(平成19年3月30日)により、全国の医療機関における医療機器に係る安全管理のための体制確保が明記されました。それらにより、全国の医療機関は医療機器安全管理責任者を配置すること、この責任者は病院等において年2回程度の定期研修会を主催すること、更に、医療機器を取り扱う従事者に対して病院等以外の場所での医療機器の安全使用に関する研修の受講など行わせることが義務化されました。
本セミナーは、全国の医療機関における医療機器安全管理責任者を含む医療機器取扱い従事者を対象として、特定機能病院で必須とされる医療機器の安全管理対策を含み、かつ、日本を代表する講師による各界の話題を提供するものです。医療機関における医療機器の安全管理のための基本となる参考資料得を提供し、これを基に各医療機関での医療機器安全管理等の向上に資することを目的とします。参加者には2回分の受講証明書を発行いたします。
受講対象者: 学会員、下記の職種の方、その他
医療機器安全管理者とは(厚労省通知): 医療機器に関する経験と知識の有る常勤職員で、医師、歯科医師、薬剤師、助産師、看護師、歯科衛生技師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士の資格を有する者。病院管理者との兼業はできないが、医薬品安全管理者などの役職との兼業は可。
受付開始 午前9時
(第1回目) 2013年10月13日(日) 午前10時〜午後5時
東京大学法文2号館31番教室
『医療機器安全の現状と課題』
午前10時 開会
午前10時〜午前10時50分 医療機器ミスに対する原因の分析方法ならびに予防対策の立案方法
– 人間工学の立場から
宮本 智行 東京医科歯科大学歯学部医療安全管理室副室長
午前10時50分〜午前11時 小休憩
午前11時〜午前11時50分 PMDAにおける医療機器安全の最近情報のまとめ
小熊 美帆 医薬品医療機器総合機構(PMDA) 安全第一部医療機器安全課
午前11時50分〜午後1時 昼食
午後1時〜午後1時50分 医療機器のミス予防と医療機器事故時における危機対応のあり方 –-- 心臓血管外科医の立場から ---
小野 稔 東大病院心臓血管外科教授
(概要) 小野先生は天皇陛下の心臓の冠動脈バイパス手術を順天堂大教授の天野篤先生らと担当されました。体外循環装置や植込型補助人工心臓の安全を含め、心臓血管外科医の立場から医療機器安全のあり方を講義いただきます。
午後1時50分〜午後2時 小休憩
午後2時〜午後3時50分 (シンポジウム) 医療機器の安全実務の現状と課題 --- 臨床工学の立場から
(一演者30分)
管理指針の策定や体制の構築
川崎 義隆 帝京大学付属病院
保守点検計画の作成方法と実施の進め方、職員研修の進め方
東条 圭一 北里大学付属病院
各種の医療機器の安全管理
--- 閉鎖式保育器、人工呼吸器、人工心肺装置及び補助循環装置、血液浄化装置、
および除細動装置自動体外式除細動器(AEDを除く)を含む
久保 景子 国立がんセンター
総合討論 30分
午後3時50分〜午後4時 小休憩
午後4時〜午後4時50分
放射線診療事故防止について --- 放射線治療医の立場から
角 美奈子 国立がんセンター放射線治療科
(概要) 診療用高エネルギー放射線発生装置(直線加速器等)、診療用放射線照射装置(ガンマナイフ等)などの放射線診療での事故予防と機器安全管理のあり方を臨床医の立場から講演する。
午後5時 第1日目閉会
(第2回目) 2012年10月14日(月・祝) 午前9時〜午前12時
東京大学法文2号館31番教室
『医療機器安全の基本』
午前8時30分 入場開始
午前9時〜午前11時50分 医療におけるリスク管理と危機管理の基本
酒井 亮二 国際医療リスクマネージメント学会理事長、日本医療安全学会理事長`
午前10時50分〜午前11時 小休憩
午前11時〜午前11時50分 医療機器事故に関する法的対応のあり方
井上 清成 弁護士、東大法学部卒
午前12時 全体閉会
-----------------------------------------------------------------------------------
C) URMPM 2013 このホームページはリンク自由です。