医療安全教育セミナー(上級)2015 (医療安全管理研修会) ― 医療安全の円滑な実践に向けて − 会期 2015年10月10日(土)〜10月12日(月・祝) 会場 東京大学伊藤国際学術研究センター講堂 (1日の定数400人) 主催 国際医療リスクマネージメント学会 |
プログラム
趣旨: 本プログラムは、医療機関で安全管理を担当される方を対象に、現場に即した医療安全に必要となる高度な知識を講義します。本セミナーはコース制で、3日間参加申し込みのみを受け付けます。
平成24年度診療報酬改定(平成22年告示第69号)により、専従医療安全管理者以外に、専任医療安全管理者が医療安全対策費の対象となります。
また、学会認定「高度医療安全管理者」資格制度の必須科目でもあります。
参加者には受講証明書を発行いたします。
受講対象者: 国際医療リスクマネージメント学会の学会員、日本医療安全学会の学会員、医療従事者、専従医療安全管理者、専任医療安全管理者、医療リスクマネージャー、歯科医療安全管理者、医療機器安全管理者、医薬品安全管理者、その他の医療福祉関係者。(医療機関に勤務の方)。医療での職種は問いません。
試験は実施されません。
(第1日目) 2015年10月10日(土) 午前9時30分〜午後5時
東京大学伊藤国際学術研究センター・謝恩ホール
『医療安全における危機管理』
受付開始 午前8時30分
午前9時30分 開 会
午前9時30分〜午前10時 (ガイダンス)
午前10時〜午前12時 (シンポジウム) 「医療事故時の病院の対応の現状と未来」
座長: 村上 啓雄 (岐阜大学)
シンポジスト (一人35分)
村上 啓雄 (岐阜大学医学部附属病院医療安全管理室
教授、副院長)
本間
覚 (筑波大学病院臨床医療管理部 教授)
金子
恵美子 (東京女子医科大学付属病院医療安全対策室)
総合討論 15分
午前12時〜午後1時 昼食
午後1時〜午後1時50分 (臨床講義) 「生命倫理・医療・法律の協働作業の課題についてーとくに、チーム医療におけるインホームド・コンセントと責任の分配を中心にして」
加藤 久雄 (弁護士・法学博士・元慶應義塾大学教授・医事刑法学・医事法)
(概要) 最近の群馬医大事件などわが国の医事訴訟の問題と最近入手のドイツの医療リスクマネージメントの問題などについても講義する。
午後1時50分〜午後2時 小休憩
午後2時〜3時20分 (臨床講義) 「医療機関の責任者からみた医療安全管理への望むこと」
増崎 英明 (長崎大学病院長、大学院産婦人科教授)
午後3時20分〜午後3時30分 小休憩
午後3時30分〜午前5時 (臨床講義) 「医療安全における危機ガバナンス」
酒井 亮二 (国際医療リスクマネージメント学会理事長)
午後5時 第1日目閉会
(第2日目) 2015年10月11日(日) 午前9時〜午後5時
東京大学伊藤国際学術研究センター・謝恩ホール
『医療安全の新らたな課題』
受付開始 午前8時30分
午前9時〜午前9時50分 (臨床講義) 「リスク情報の院内での情報共有のあり方 --- 医薬品リスクの場合」
本多 秀俊 (東大病院薬剤部RM)
午前9時50分〜午前10時 小休憩
午前10時〜午前12時 (シンポジウム) 「医療の標準化の基本的考え方と作り方」
座長: 矢形 寛 (埼玉医科大学総合医療センター)
外科部位感染に関する標準的な安全対策とは
矢形 寛 (埼玉医科大学総合医療センター・ブレストケア科教授)
産婦人科における標準的な安全医療の考え方 ....日本産科婦人科学会推薦の講師による
宮城
悦子 (横浜市立大学大学院医学研究科がん総合医科学教授、産婦人科部長)
総合討論 10分
午前12時〜午後1時 昼食
午後1時〜午後2時50分 (シンポジウム) 「医療安全教育の継続的な教育のあり方」
(オルガナイザー) 三上 久美子(横浜市立みなと赤十字病院 医療安全管理者)
・三上 久美子(横浜市立みなと赤十字病院 医療安全管理者)
・大坪 まゆ美(衣笠病院 副看護部長 医療安全管理者)
・大原 志歩(済生会横浜市東部病院 医療安全管理者)
午後2時50分〜午後3時 小休憩
午後3時〜午後3時50分 (臨床講義) 「患者・家族・医療者へのサポート」
松村 由美 (京大病院医療安全管理室病院教授)
(概要) 医療メディエーションや医療対話推進者とのかかわりを含む。
午後3時50分〜午後4時 小休憩
午後4時〜午後5時 (臨床講義) 「当事者・当該部門への対応のあり方 --- 事故調査を医療安全につなげるには」
松村 由美 (京大病院医療安全管理室病院教授)
(概要) 医療事故調査時の留意点や医療安全向上に向けての調査の意義・活用を講義する。
午後5時 第2日目閉会
(第3日目) 2015年10月12日(月・祝) 午前9時〜午後5時
東京大学伊藤国際学術研究センター・謝恩ホール
『医療安全の新システム』
受付開始 午前8時30分
午前9時〜午前10時20分 (シンポジウム) 「苦情処理・クレーム対応のあり方」
(オルガナイザー) 新村 美佐香 (菊名記念病院医療安全管理室室長)
・新村 美佐香(菊名記念病院 医療安全管理室室長)
・大野 浩正(海老名総合病院 医療安全管理者)
・土屋 和子(久里浜クリニック 看護科長)
午前10時20分〜午前10時30分 小休憩
午前10時30分〜午前12時 (臨床講義) 「医療安全における高度信頼性組織(HRO)とは」
海渡 健 (東京慈恵会医科大学附属病院医療安全推進室室長)
午前12時〜午後1時 昼食
午後1時〜午後2時50分 (臨床講義) 「医療安全の各種技術を現場で円滑に運用するには」
辰巳 陽一 (近畿大附属病院医療安全管理部教授)
(概要) ヒューマンファクター、TeamSTEEPS、院内ラウンド、院内教育、医療安全委員会、院内講習会などの医療安全技術を院内で円滑に進めるにはどうすればよいかを講義する。
午後2時50分〜午後3時 小休憩
午後3時〜午後3時50分 (臨床講義) 「事故調査結果を現場改善に還元する方法について」
小松原 明哲 (早稲田大学 理工学術院創造理工学部・研究科経営システム工科教授)
午後3時50分〜午後4時 小休憩
午後4時〜午後5時 (臨床講義) 「安全管理におけるSAFETY1からSAFETY2とは – 成功事例から学ぶ」
小松原 明哲 (早稲田大学理工学術院創造理工学部・研究科経営システム工科教授)
午後5時 全体閉会
-----------------------------------------------------------------------------------
C) WHRMC 2015 このホームページはリンク自由です。