医療安全教育セミナー2018年度冬季 (事故原因分析編) ― 医療事故の原因分析の方法とシステムの改善 方法 − 会期 2019年3月13日(月) 〜 15日(水) 会場 東京大学伊藤国際学術研究センター謝恩ホール・多目的ホール
(1日の定数400名) 主催 国際医療リスクマネージメント学会 |
プログラム
趣旨:
本教育プログラムは、高度な医療安全活動を構築するための最新の資料を与えるもので、内容は毎年新しい話題を取り上げています。本年度からは学会役員の中で、本分野で経験豊富な諸先生による講演と実習指導が行われます。本講座は3日間参加申し込みのみを受け付けます。参加者には受講証明書を発行いたします。
本プログラムは、厚生労働省の診療報酬改定による「医療安全対策」として診療報酬申請に加算する際に、加算の対象となる2018年度の研修教科内容の1部にもなります。
この場合は、医療安全基礎講座(2018年7月)ないし医療安全教育セミナー実践編(2018年10月)と合わせて申請することをお勧めします。本プログラムと合わせて合計40時間以上となります。
また、本プログラムは学会認定「高度医療安全推進者」資格制度ならびに「高度医薬品安全推進者」資格制度での必須科目の1つです。
受講対象者: 学会員、医療施設経営者、専任医療安全管理者、専従医療安全管理者、医薬品安全管理者、歯科医療安全管理者、臨床リスクマネージャー、医療機器安全管理者、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、放射線技師、臨床検査技師、医療事務関係者、医療産業界関係者、その他の医療従事者。
講演会場: 東京大学伊藤国際学術研究センター地下2階・謝恩ホール
演習会場: 東京大学伊藤国際学術研究センター地下2階・多目的ホール
演習は小グループ(8名前後/グループ)により行います。
(第1日目) 2019年3月13日(水) 午前9時〜午後5時
事故を防止するためのヒューマンファクター学と根本原因分析法(RCA)演習
受付開始 午前8時
午前9時 開 会
午前9時〜午前9時10分 (全体ガイダンス) 研修会の進め方
講師: 新村 美佐香 (横浜病院グループ医療安全推進部部長、菊名記念病院医療安全管理室室長)
午前9時10分〜午前12時 (講義 T) 事故の原因分析の方法とシステムの改善方法
講師: 小松原 明哲 (早稲田大学 理工学術院創造理工学部・研究科経営システム工科)
(内容) ヒューマンファクターにおける事故原因分析とシステム改善の考え方を講義する。
午前12時〜午後1時 昼食
午後1時〜午後5時 (ガイダンス・実習 I) 根本原因分析法(RCA)
講師: 宮本 智行 (森山記念病院、前東京医科歯科大学)
(内容) 実際に発生したミスのシステム内部の原因を探索し、組織としての改善策を見出すRCAの方法を説明し、RCA実習を行う。
午後5時 第1日目閉会
(第2日目) 2019年3月14日(木) 午前9時〜午後6時
設計故障モード影響解析(FMEA)の演習
入室開始 午前8時30分
午前9時〜午前10時50分 (講義 U) 医療におけるヒューマンエラーとヒューマンファクター とは
講師: 西隈 菜穂子 (近畿大学医学部附属病院患者支援センター室長)
午前11時〜午前12時 (ガイダンス) 設計故障モード影響解析(FMEA)
講師:
新村 美佐香 (菊名記念病院医療安全管理者)
午前12時〜午後1時 昼食
午後1時〜午後6時 (演習 U) 設計故障モード影響解析(FMEA)
講師/実施担当: 新村 美佐香 (菊名記念病院医療安全管理者)
(内容) 設計故障モード影響解析(FMEA)の方法を少人数グループで修得する。
午後6時 第2日目閉会
(第3日目) 2019年3月15日(金) 午前9時〜午後4時
危険予知訓練(KYT)の演習
入室開始 午前8時30分
午前9時〜午前12時 (ガイダンス/演習 V) 危険予知訓練法(KYT)
講師:
堀田 まゆみ (東海大学医学部付属大磯病院 前医療安全対策室)
(内容) 院内に潜む医療ミスの原因を予知する個人の能力を向上するKYTを説明し、危険予知訓練(KYT)の方法を少人数グループで修得する。
午前12時〜午後1時 昼食
午後2時〜午後4時 (全体討論会)
座長:
新村 美佐香 (横浜病院グループ医療安全推進部部長、菊名記念病院医療安全管理者)
堀田 まゆみ (東海大学医学部付属大磯病院
前医療安全対策室)
(内容) 以上3種類の演習を通じて、演習参加者自身による討論会を行います。
午後4時 全体閉会
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