医療安全教育セミナー(実践編)2022
(日本語社会人教育プログラム)
(医療安全管理研修会)
-- 医療安全文化の推進 --
国際医療リスクマネージメント学会を2002年にスイスにて設立し、医療の様々な分野における健康と安全の対策のあり方を検討しています。2004年からは医療安全に関する日本で最初の企画となる社会人教育プログラム「医療安全教育セミナー」を実施してきました。ご参加いただいた日本、韓国、台湾では医療安全活動が活発化しました。「医療安全教育セミナー」の英語版はロンドンなど海外でも開催してきました。
2006年から日本開催の医療安全の社会人教育プログラムは、医療安全基礎講座と医療安全教育セミナーの2本立てとなりました。基礎講座は医療安全の基本知識を届けることを目的とし、医療安全教育セミナーは実践に役立つより専門的な知識を普及することを目的としております。
医療安全の基本を踏まえて、より高度な医療安全文化の促進する必要性は自明です。そこで今年度の医療安全教育セミナー(実践編)は「医療安全文化の推進」を大テーマとし、多面的な視点からご講義を頂くことにしました。
医療事故の原因の対策には、ヒューマンファクターズ(人間工学)による安全対策の他に、情報科学による安全対策があります。世界的には情報科学による安全対策は遅れています。そこで、本教育セミナーでは両者の観点からの講義を含めました。
以上、本プログラムは医療安全現場で抱えている様々な難問に対する最新の改善点を提供します。
なお、医療安全文化の更なる向上には、より高度な知識と機能を有する高度医療安全管理者が不可欠です。そこで、一般社団法人・日本医療安全学会の協力の下、学会認定「高度医療安全管理者」資格制度を実施しておりますが、本プログラムはこの認定資格取得における必須科目の一部でもあります。
2021年10月
酒井 亮二
国際医療リスクマネージメント学会 (IARMM) 会長・理事長
主催者一同
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