医療安全教育セミナー2013年度冬期 (医療安全管理研修会) ― リスクマネージメント実習編 − 「医療ミスの原因調査方法と病院システムの改善方法」 会期 2014年1月29日(水) 〜 1月31日(金) 会場 東京大学本郷キャンパス (1日の定数350名) 主催 国際医療リスクマネージメント学会 |
プログラム
趣旨: 本教育プログラムは、高度な医療安全活動を構築するための最新の資料を与えるもので、内容は毎年新しい話題を取り上げています。本年度からは学会役員の中で、本分野で経験豊富な諸先生による講演と実習指導が行われます。
本プログラムは、厚生労働省の診療報酬改定による「医療安全対策」として診療報酬申請に加算する際に、加算の対象となる2012年度の研修教科内容の1部にもなります。この場合は、医療安全基礎講座(2013年6月26−28日)ないし夏期セミナー(2013年7月29日〜31日の3日間)と合わせて申請することをお勧めします。本プログラムと合わせて合計40時間以上となります。
参加者には受講証明書を発行いたします。
受講対象者: 学会員、医療施設経営者、専任医療安全管理者、専従医療安全管理者、歯科医療安全管理者、リスクマネージャー、医薬品安全管理者、医療機器安全管理者、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、放射線技師、臨床検査技師、医療事務関係者、医療産業界関係者、その他の医療従事者。
(第1日目) 2014年1月29日(水) 午前9時〜午後5時
医療ミス防止のための病院システムの改善方法について
東京大学伊藤国際学術研究センター地下2階・謝恩ホール
受付開始 午前8時
午前9時 開 会
午前9時〜午前9時30分
(講義) 医療ミスの予防対策としてのヒューマンファクターの考え方 --- 全体ガイダンス
午前9時30分〜午前10時20分
(演習ガイダンス講義) RCA(根本原因分析法)のガイダンス
(内容) 実際に発生した医療ミスの原因を探索し、組織としての改善策を見出すRCAの方法を説明し、1月30日のRCA実習に関するガイダンスを行う。
東京医科歯科大学附属病院の医療安全担当者によって、臨床現場に即した実習が行なわれます。
午前10時20分〜午前10時30分 休憩
午前10時30分〜午前12時30分
(演習ガイダンス講義) FMEA(設計故障モード影響解析法)のガイダンス
(内容) 院内のミス可能性を未然に探索し、組織としての改善策を見出すFMEAの方法を説明し、1月31日のFMEA実習に関するガイダンスを行う。
東大病院で長い間医薬品安全管理当した講師によって、医薬品安全分野での実習指導事例も含めて行なわれます。
午前12時30分〜午後1時30分 昼食
午後1時30分〜午後3時
(演習ガイダンス講義) KYT(危険予知訓練法)のガイダンス
(内容) 院内に潜む医療ミスの原因を予知する個人の能力を向上するKYTを説明し、1月31日のKYT実習に関するガイダンスを行う。
午後3時〜午後3時10分 休憩
午後3時10分〜午後5時
(演習ガイダンス講義) 医療安全のためのTeamSTEPPS(医療安全と行動強化のためのチーム戦略と方法)基礎編のガイダンス
(内容) 医療は多職種による医療チームで展開され、チーム活動の不調により甚大な医療ミスが多数発生しています。米国厚生省が近年開発したTeamSTEPPSは、医療チーム活動の円滑化によって医療ミスを予防するための様々なツールが含まれる新しい方法です。TeamSTEPPSを日本で最初に導入した米国認定マスタートレーナー種田憲一氏のグループに属する近畿大病院の医療安全管理者によって、その基本編が講義され、1月30日のTeamSTEPPS実習に関するガイダンスが行なわれます。
TeamSTEPPS: Team Strategies and Tools to Enhance
Performance and Patient Safety、医療安全と行動強化のためのチーム戦略と方法
午後5時 第1日目閉会
(第2日目) 2014年1月30日(木) 午前9時〜午後6時
TeamSTEPPSおよびRCA(根本原因分析)の演習
東京大学伊藤国際学術研究センター地下2階・多目的ホール
小グループ(8名前後/グループ)による実習を行います。
(実習ファシリティ−ター) 東京大学、東京医科歯科大学、近畿大学、菊名記念病院、国際親善総合病院、太田総合病院、他
入室開始 午前8時30分
午前9時〜午前12時 TeamSTEPPS演習
(内容) TeamSTEPPSの基本的な方法を少人数グループで例題演習する。
近畿大病院の医療安全管理責任者によって実習企画が行なわれます。
午前12時〜午後1時 昼食
午後1時〜午後6時 根本原因分析(RCA)演習
(内容) 根本原因分析(RCA)の方法を少人数グループで演習する。
東京医科歯科大学の医療安全管理担当者によって実習企画が行なわれます。
午後6時 第2日目閉会
(第3日目) 2014年1月31日(金) 午前9時〜午後5時
FMEA(設計故障モード影響解析)および KYT(危険予知訓練)の演習
東京大学伊藤国際学術研究センター地下2階・多目的ホール
小グループ(8名前後/グループ)による実習を行います。
(実習ファシリティ−ター) 東京大学、東京医科歯科大学、帝京薬科大学、菊名記念病院、国際親善総合病院、太田総合病院、他。
入室開始 午前8時30分
午前9時〜午後1時 設計故障モード影響解析(FMEA)演習
(内容) 設計故障モード影響解析(FMEA)の方法を少人数グループで修得する。
東大病院で長い間医薬品安全管理を担当した先生によって実習企画が行なわれます。
午後1時〜午後2時 昼食
午後2時〜午後5時 危険予知訓練(KYT)演習
(内容) 危険予知訓練(KYT)の方法を少人数グループで修得する。
午後5時 全体閉会
-----------------------------------------------------------------------------------
C)
IARMM2013 このホームページはリンク自由です。