医療安全教育セミナー2013春季 (医療安全管理研修会) ― リスクコミュニケーションとコーチング実習 (第5回) − コミュニケーション・エラーを防ぐ能力開発 会期 2013年4月13日(土)〜14日(日) 会場 東京大学本郷キャンパス (1日の定数350名) 伊藤国際学術研究センター・謝恩ホール 主催 国際医療リスクマネージメント学会 |
プログラム
趣旨: 本教育プログラムは、高度な医療安全活動のために必要となる、医療者と患者・遺族ないし医療従事者間のリスク・コミュニケーションに関する最新の技術習得を与えるものです。
参加者には受講証明書を発行いたします。
受講対象者: 学会員、医療施設経営者、医療安全管理者、リスクマネージャー、医薬品安全管理者、医療機器安全管理者、医科医師、歯科医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、放射線技師、臨床検査技師、法関係者、医療事務関係者、医療産業界関係者、その他の医療関係者
2013年4月13日(土) 午前9時30分〜午後5時
(より高度な医療安全のためのコーチング技術)
受付開始 午前8時50分
午前9時50分 開 会
午前9時50分〜午前10時 全体ガイダンス
午前10時〜午前12時
講義 「医療におけるコーチングの活用 〜事例とエビデンス〜」
出江 紳一 (東北大学大学院医工学研究科リハビリテーション医工学分野教授)
(概要) 個人へのコーチングおよびチームへのコーチングのあり方について、豊富な実例に基づいて講義されます。
午前12時〜午後1時 昼食
午後1時〜午後4時 実習 (1) 「コーチングのスキル」
指導担当: 出江 紳一 (東北大学大学院医工学研究科リハビリテーション医工学分野教授)
(概要) コーチングの構造を知り、基本的なスキルが使えるようになることを目標とします。
1)傾聴 2)戦略的質問 3)コーチングフロー
2013年4月14日(日) 午前10時〜午後4時30分
(正確なコミュニケーション能力に向けて)
受付開始 午前9時30分
午前10時〜午前12時 講演 「医療安全とコミュニケーション 〜医療現場に求められる正確な伝達力〜」
荒木 登茂子 (九州大学大学院医療経営・管理学講座 医療コミュニケーション分野教授)
(概要) 医療現場におけるリスクの根本原因の一つにコミュニケーションの問題がある。リスクの予防にはコミュニケーションの当事者である患者・医療従事者が一体となって「状況を的確に判断して伝達する」ことが求められる。
午前12時〜午後1時 昼食
午後1時〜午後3時 実習 (2) 「医療現場でのリスクを軽減するコミュニケーション・スキルを学ぶ」
指導担当: 荒木 登茂子 (九州大学大学院医療経営・管理学講座 医療コミュニケーション分野教授)
目的:医療現場でのリスクにつながるコミュニケーションの問題があった場面を取り上げ、問題点とその対策についてグループで討議する
課題:@リスク場面におけるコミュニケーションの問題点の抽出
A潜在的な問題点を読み取る力を養う
B問題点を的確に伝え解決に導く力を養う 起・承・転・結や緊急時のコミュニケーション(SBAR)の実習
午後3時〜午後3時10分 休憩
午後3時10分〜午後4時30分 実習 (3) 「ロールプレイを用いた正確な伝達訓練〜SBARやアサーションの活用」
指導担当: 荒木 登茂子 (九州大学大学院医療経営・管理学講座 医療コミュニケーション分野教授)
目的:「自分が伝えたいと思った事柄」がどれだけ「伝達漏れや双方の主観的な思い込みなどで修飾されずに」そのまま相手に伝わっているかについて確認する方法を習得する。
午後4時30分 全体閉会
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