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国際予防医学リスクマネージメント連盟

世界健康リスクマネージメントセンター


 



主催者の挨拶

 

在宅歯科医療研修会2012

在宅高齢者への在宅歯科医療のあり方

 

 

 

厚生労働省では「在宅療養歯科支援診療所の施設基準の届出」にあたり、その施設基準の一部として、「在宅歯科診療及び口腔機能の向上策に係る研修」を受講した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること、また、当該研修会での教育課題を掲げました。全国の医療施設の要請により、今回、本研修会を開催する運びとなりました。

 

 

さて、本邦における人口の高齢化は急速に進み、2014年には65歳以上の高齢者人口は25%を超すと予測されています。高齢者にとっては食事が大きな関心事であり、食べる楽しみQOL維持に大きな役割を果たしております。口腔機能障害を改善して食べる楽しみを回復させ、患者のQOLを確保することは歯科医療の大きな役割のひとつであります。歯科診療に占める高齢者の割合が増えるに従って、歯科診療も通院のみでなく、在宅患者や入所・入院高齢者へと広がってきています。

 

そこで今回は在宅歯科医療研修会を2012318日(日)、19日(月)の2日間にわたり開催いたします。

 

1日目は高齢者の咀嚼機能、咬合状態の評価と管理、在宅・入所・入院高齢者の口腔機能の評価と管理およびその歯科診療(口腔ケア)と医療連携、高齢者の服薬の特徴と注意点、高齢者の全身状態評価と緊急対応など5つの講演を予定しています。いずれも在宅および入所・入院高齢者の歯科診療に必要な基本的な事項をテーマとして取り上げました。

2日目には2つの講演を予定しています。ひとつは高齢者の心身および疾病の特徴に関する講演です。在宅あるいは要介護高齢者は心身の機能低下や慢性病変をかかえており、歯科診療にあたってはこうした高齢者の心身の特性および疾病に十分配慮する必要があります。さらに高齢者では摂食・嚥下障害を持つ患者も少なくありません。その機能回復をどうすべきか? 摂食・嚥下リハビリテーションの講演を企画いたしました。

 

講師はそれぞれの分野で著名な専門家の方々ですので奮ってご参加ください。

 

 

 

201112

 

国際予防医学リスクマネージメント連盟顧問

東京医科歯科大学名誉教授 

海野 雅浩

 

国際予防医学リスクマネージメント連盟

会長・理事長 酒井 亮二